5月6日 シンクレアZX81自由研究その2
先週に引き続きいて、ZX81のお話。
まだあるんですか。
今回はエミュレーターで遊んでみました。
ZX81にもエミュがあるんですね。
向こうじゃメジャーなマシンだからね。EightyOneというのを今回使ってますが、ブラウザから使えるものもあります。
初めて使ってみたけど、かなり特殊。プログラムリストの入力はこんな感じで下の二行を使い、上は表示するだけ。
スクリーンエディットじゃないんですね。ポケコンみたい。
入力自体も変則的。これ、ZX81のキーボードなんだけど……
なんだかワンキー入力が便利そうな。いっぱいありますね。
最初そう思ったんだけど、これって「入力を便利にする」んじゃなくて、「これで入力しなければならない」んだよ。
どゆこと?
例えば 10 PRINT AT 2,3; は、行番号はそのままだけど、PRINTは[P]キー、ATは[SHIFT]+[NEWLINE]で入力モードを変え、[C]キー。あとはそのまま、という感じで、こういう入力の仕方のみ。
P R I N T とか A T とか一文字ずつ入力する事はできないんですか。
そうそう。つまり、BASICコマンドの全てがワンキーで入力できる、っていうかそれしか許されない。
キーボードに書いてあるコマンドがすべてなんですね。
入力される状況によってモードは自動的に変わったりするので慣れると結構楽ではありますが。ちなみに、赤色の文字はシフトキーと、上のコマンドはそのままで、下のは先ほどの[SHIFT]+[NEWLINE]で。これは主に関数を入力するモードです。
ということで、わたしもひとつゲームを作ってみました。
なにこれ……
え~っと、スマイルプリキュアゲーム……。Aがアカンベー、Hがキュアハッピーです……移動は[G][H]キーで左右。あと、これがリスト。
まず最初は気合いを溜めます。[KIAI TAME..]と表示されている間はひたすら逃げて下さい。アカンベーとX座標が合うとダメージを受け、2回くらうとゲームオーバーです。
しばらくすると、[HAPPYSHOWER]表示に変わります。今度は攻撃できるので、アカンベーとX座標を合わせるようにして下さい。一発当てるだけでいいです。倒すとクリアです。
時間がかかると再び気合い溜めモードに戻ってしまいます。そうなったらまたやり直して下さい。
まあ確かにスマプリの戦闘っぽくはありますが……ランダム性が強すぎますねえ。
作ってみて、メモリの少なさを痛感したよ。最初は5人出そうと思ったんだけど……
29行できついの?しかもZX81はマルチステートメント不可なのに。
入力してるとわかるんだよ、メモリの天井が迫ってくるのが。
?
リストが長くなってくると、画面に表示されるリストの行数が少なくなってくる。これってたぶん、もうVRAMに容量が割けないからだと思うんだけど、わりとさっくり制限がかかってくる。
そうなんですか。まあわかりやすくて親切とも言えるかも。
確かにこれだと似たようなゲームばっかりになるよなあと思った。Dr.Dは厳しいな。